高硬度石英板材料普及研究会
高輝度蓄光式避難誘導標識の選定
高輝度蓄光式誘導標識の認定合格品一覧
ガラス素材

・ガラス素材、陶磁器質素材、シート素材からなる高輝度蓄光式避難誘導標識は、水分や摩耗、衝撃によって劣化等の不具合を起こしやすいので、以降にその実例を示す。


高輝度蓄光式避難誘導標識の床の水分で劣化した例

・東京駅で使用された強化ガラスで表面が覆われた製品が2~3ヶ月で床の水分で劣化した例。
・この劣化状況はNHKでも放映され、現在訴訟になっている。
・床で使用された蓄光製品には貼り合わせ製品は向かないことが判断される。
・蓄光材の床設置に関するJIS規格の制定基準が始まっているという。
蓄光シート

・杉並区の屋外で使用された蓄光シート製品が劣化した例
・地下鉄で使用されている蓄光シート製品は表面のシートが剥がれるという劣化状況が見られる。
劣化状況



・地下鉄の明示物としてホームの床面に設置されている事例を多く見かけるが、摩耗したり、キズが入った
 り、著しく汚れたりしている事例を見かける。
・陶磁器質タイルは床材としても使われているので、摩耗やキズに強いというイメージがあるが、吸水性が
 あり、種類によっては摩耗しやすいため、蓄光顔料の劣化や汚れが付着しやすい。
 耐水性や耐摩耗性など事前の十分な耐久性評価が必要。

床面に設置した陶磁器質タイル製蓄光製品の不具合例

高輝度蓄光式避難誘導標識の選定に当たっては、ライフサイクルコスト(メンテナンスコスト)を考慮することと長期間に渡る安全・安心が担保されている製品を選定するべきである。